自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming

2023/06/10 18:00

皆さんはお米を使ったどんな料理が好きですか?
今回は、「米」から調理するもの、米を炊いた「ごはん」から調理するものをご紹介します。

「米」から調理するもの

(1)ごはん:米を炊いたもの
古代には米を蒸した「強飯(こわいい)」、平安時代には煮た「おかゆ」、そして水分の少ないおかゆを「堅飯(かたいい)」と呼びました。
その後、江戸時代には釜で炊く現在の「ごはん」になったのです。

(2)おかゆ
米から調理する「おかゆ」は、水分を多くして米をコトコト炊いたものです。平安時代に米を陶器で炊いて食べるようになり、これを「粥(かゆ)」と呼びました。当時は「堅粥(かたがゆ)」「汁粥(しるがゆ)」の区別があり、室町時代以降は鉄鍋で煮るようになり、「堅粥(かたがゆ)=飯(めし)」「汁粥(しるがゆ)=粥(かゆ)」と呼ぶようになったそうです。

(3)ピラフ
ピラフは、バターで米と一緒に刻んだ玉ねぎを炒め、ブイヨンを加えて炊き上げます。ピラフはトルコ語で「米飯」を意味し、中近東付近からヨーロッパに伝わった料理です。
余談ですが、トルコではシュトラッチというライスプリンも一般的に食べられており、暮らしの中にお米文化がある国の一つと言えます。

米を炊いた「ごはん」から調理するもの

(1)ドリア
ドリアは正式にはインディカ米を茹でて調理するパリ発祥の料理です。現在では、グラタン皿にバターライスを入れてホワイトソースをかけ、パルメザンチーズをふり、表面をカリッとするまで焼いたものをドリアと呼んでいます。

(2)雑炊
炊き上げたごはんに魚介類・肉類・野菜などを加えて煮て、醤油や味噌で味付けしたものが雑炊です。元々は「粥(かゆ)」の一種として登場し、米を炊いただけで味付けしないものを「白がゆ」、白がゆに塩味を加えたものを「増水(ぞうすい)」と表現していたそうですが、野菜や魚介類を加えるようになって「雑炊」と表すようになったそうです。

(3)チャーハン
チャーハンは炊いたごはんから作ります。中国では点心のひとつで、豚肉・ねぎ・たまごなどの副材料を炒め、これらをラードで炒めたごはんに混ぜて作ります。

まとめ

日本お米ばなし vol.18 調理編「調理方法の違いがわかる!米からか、ごはんからか。」
米から調理するもの:ごはん、おかゆ、ピラフ
ごはんから調理するもの:ドリア、雑炊、チャーハン

おわりに

調理方法の違いについて、意外なものはあったでしょうか?
比べてみるとおもしろいものですね!

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