自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming

2024/11/18 10:59

日本お米ばなし vol.51 
ごはんの悩み100問100答編 3/100 「お米の品種選びが難しい」

私たちの主食であるお米は、たくさんの品種があり、地域ごとに新たな品種が次々と登場しています。
一体どの品種を選べば良いのかわからなくなっている方も多いようです。一昔前のイメージのまま「魚沼産こしひかり」と決めている方も多いですが、品種選びも毎日の食事を豊かにしてくれます。
今回は、品種選びを簡単にするためのアプローチをいくつか紹介します。

好みの味や食感を明確にする

お米の品種によって、味や食感に大きな違いがあります。自分や家族が好むごはんの特徴を明確にすることで、選びやすくなります。
以下のポイントを参考に、自分たちの好みを把握しましょう。

粘り気の強さ: もちもちした食感が好きなら、コシヒカリやあきたこまちなど粘り気の強い品種が適しています。逆に、さっぱりとした食感が好きなら、ササニシキやひとめぼれなど粘り気が控えめな品種が良いです。

甘さ: 甘味が強い品種を選びたい場合は、コシヒカリやゆめぴりかなど、風味豊かで甘みが感じられるものが人気です。

柔らかさ: 炊き上がりが柔らかいごはんが好みであれば、あきたこまちやななつぼしなどがおすすめです。一方、少し硬めでしっかりした食感が好みなら、ササニシキやはえぬきなどが良いでしょう。

用途に合わせた品種選び

お米を使う場面や調理方法によっても、適した品種が異なります。特定の用途に合ったお米を選ぶと、失敗しにくくなります。

和食に合うお米: 和食には、もちもちとした粘りのあるお米が合います。例えば、コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれは、和食の定番です。

おにぎりや弁当向け: 冷めてもおいしいお米が良い場合、ミルキークィーンやつや姫は冷めても食感がしっかりしているため、お弁当やおにぎりに向いています。

寿司や丼もの: さっぱりとした食感で、おかずや具材とのバランスが取りやすいはつしもが適しています。

炊き込みご飯や混ぜご飯: 水分を吸いやすく、しっかりした食感が残る品種、例えばひとめぼれやつや姫などが向いています。

地域や季節を考慮する

日本各地でさまざまな品種のお米が栽培されています。地元で栽培されているお米は、その土地に適応して作られているため、品質が良い場合が多いです。地産地消を意識して地元の品種を選んだり、季節に応じた新米を選ぶと、よりおいしいごはんが楽しめます。

ブランド米を試してみる

ブランド米は、その品質や味が高く評価されているため、失敗しにくい選択肢です。例えば、以下のような有名なブランド米を試してみるのも良い方法です。

コシヒカリ(新潟、福井、茨城など全国各地で栽培):もちもち感と甘味が特徴で、万人受けしやすい。
ゆめぴりか(北海道産):もちもちした食感と強い甘みが特徴で、プレミアム感がある。
あきたこまち(秋田県産):甘味がありながらもさっぱりとした後味で、和食との相性が良い。
つや姫(山形県産):ふっくらとした食感で、冷めてもおいしい。
ひとめぼれ(宮城県産):さっぱりした食感と適度な甘味があり、どんな料理にも合いやすい。

専門店でのアドバイスを受ける

米穀店などのお米専門店では、品種ごとの特徴やおすすめの調理法を教えてもらえることが多いです。自分の好みを伝えれば、最適な品種を提案してくれることもあります。

おわりに

「美味しい」という基準は非常に曖昧で、近年は美味しさ=甘さで語られるようなところもありますが、甘さだけでない甘みや舌触り、のどごしなどの感じられる美味しいお米が日本全国にあります。
まずは、どんなお米が好きなのかを考えてみると、好みのお米にも出会えると思います。当店では、商品ページにお米の専門家の食味評価を記載していますので、参考にしてみてくださいね。

ごはんの悩み100問100答編 3/100 「お米の品種選びが難しい」
いかがでしたでしょうか?ぜひ、次回もお楽しみに!

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