2025/01/12 12:05
日本お米ばなし vol.52
ごはんの悩み100問100答編 4/100 「玄米が硬くて食べにくい」
日本では玄米を食べている方が国民の4%程度と言われますが、玄米の食べにくさも要因の一つになっています。
私たちは、玄米が食べにくいと感じている方でも食べやすいもののみを取り揃えた「旨い玄米専門店 玄米王米穀店」の運営もしています。
そこで、玄米に関するお悩みに今回はお答えしていきたいと思います。
玄米が硬くて食べにくいと感じる場合、いくつかの方法で柔らかく炊き上げ、食べやすくすることができます。
玄米は白米に比べて外皮が残っているため、噛みごたえがあり、水分を吸収しにくいのが特徴ですが、適切な調理法でふっくらとした仕上がりにすることが可能です。
長時間浸水する
玄米は白米よりも水分を吸収するのに時間がかかるため、十分に水に浸すことが大切です。通常、6〜12時間程度の浸水が推奨されています。
夜に浸水しておけば、朝には炊飯が可能です。
玄米の美味しい炊き方は、こちらを参考にしてください。
圧力鍋を使う
圧力鍋を使うことで、玄米を短時間で柔らかく炊くことができます。圧力鍋は通常の炊飯器よりも高い温度で炊くことができ、玄米の外皮をしっかりと柔らかくします。
玄米を洗米後、冷蔵庫で6時間程度浸水し、しっかり水切りします。2合(300g)を炊く場合、炊飯時の水の量は500gを目安にし、圧力がかかるまで強火にします。圧がかかったら弱火にして20〜25分程度炊いた後、蒸らし時間を10分ほど取るとふっくら仕上がります。
玄米専用の炊飯器を使う
最近は玄米モードを搭載した炊飯器が多く出ています。これらの炊飯器は、玄米の硬さを考慮して炊き方を調整するため、普通の炊飯器よりも柔らかく炊き上がります。
玄米専用モードでは、通常の炊飯よりも時間がかかりますが、その分食感が柔らかく仕上がります。
白米と混ぜて炊く
玄米の食感が苦手な方は、白米を混ぜて炊くことで食べやすくなります。比率はお好みに応じて調整できますが、最初は白米2:玄米1くらいの割合から始め、徐々に玄米の割合を増やすと無理なく食べられるでしょう。
玄米の比率が多くなるほど、浸水時間もしっかりと取ったほうが食べやすいです。
玄米でも美味しいお米を選ぶ
玄米の食べにくさを加工方法などによって、なんとか食べやすくしようというのは良くある方法ですが、弊社では、そもそも玄米食に向くお米を探すところから始めました。
玄米王米穀店では、旨い玄米をラインナップしているのはもちろん、全国の旨い玄米をつくる生産者を探し出す玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ「玄米王」を開催しています。
旨い玄米を見つけることによって、素材そのままを美味しく食べることができるというメリットがあります。
とくかく柔らかい玄米なら「もち玄米」
手軽さを重視する方には、当店でも販売中のもち玄米のパックごはんがおすすめです。
ALL ZERO規格なので、農薬・化学肥料・家畜由来の堆肥を不使用で、有機JAS認証も取得しているとても珍しい商品です。
パックごはん特有の臭いもなく、無添加なので、手軽に玄米を楽しみたい方には特に試してみていただきい商品です。
おわりに
玄米の硬さやボソボソ、パサパサといった食感の悩みは、今回ご紹介した方法のいずれかで解決できます。
白米よりも栄養豊富な玄米食に切り替えてみようかなと思っている方にも参考になれば幸いです。
ごはんの悩み100問100答編 4/100 「玄米が硬くて食べにくい」いかがでしたでしょうか?
ぜひ、次回もお楽しみに!