自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming

2025/06/26 13:12

日本お米ばなし vol.61 歴史編「雷記念日のお米のお話」

コラムを書いている本日、2025年6月26日は「雷記念日」。
以前、雷と稲にまつわるお米ばなしをご紹介させていただきました。

日本お米ばなし vol.38 歴史編「雷はどうして稲妻というの?」

今回は、雷記念日のお話をご紹介します。

雷記念日とは?

「雷記念日」は、930年(延長8年)6月26日に平安京の清涼殿に落雷があり、大納言・藤原清貫など多くの死傷者が出たことが由来です。この落雷は、左遷され亡くなった菅原道真の祟りだとされ、道真は雷の神「天神」として祀られるようになりました。

まじないの言葉「くわばら、くわばら」

「くわばらくわばら」は、災難や不運を避けるためのおまじないの言葉ですが、その由来はあまり知られていません。
実はもともと、「雷よけのまじない」で、道真の死後に各地で続いた落雷が、彼の領地「桑原(くわばら)」には落ちなかったことから唱えられるようになったのだそうです。

雷ランキング

以前のコラムで「稲妻とハーバー=ボッシュ法」にまつわるマニアックな話題がありましたが、47都道府県の年間雷日数ランキングというものも興味深いです。
米の産地として知られる新潟県は、毎年トップ3に入る年間雷日数の多い県だそうです。また、日本海側では太平洋側よりも発生回数が多いのだそうです。

2023年 | 雷統計データ

雷に備える

お米の成長にとっては好都合な場合もある雷ですが、近年の気候変動の影響か雷による大きな被害がよく聞かれるようになりました。
また、全国の「雷注意報」発表回数は、7月と8月に多くなる傾向があるので、これからの季節は気をつけましょう。

雷から身を守る“正しい行動”は、近くにある建物や自動車の中に速やかに移動することだそうです。天気が急変し、黒い雲が近づいてきたら迷わずに避難することが大切なのですね。

防災食としてのパックごはん

ひどい豪雨や雷で外に出るのが怖いとき、すぐ食べられるものを準備していくと安心です。
受賞もしている「美味しい有機玄米のパックごはん」はおすすめです。

おわりに

農作業をしていると、突然の雨でも自分だけがすぐ避難できない場合もあります。濡れては困る道具や種などを先に片付けなくてはいけないこともあるからです。
年間10人以上も亡くなる方が出てしまう落雷ですが、正しい知識を持って、誰もが被害に合わないように気をつけていただけたらと思います。

Natural Farming Magazine

ナチュラルファーミングのメールマガジンでは、新商品やキャンペーン情報のほか、お米に関する情報をお届けいたします。
ぜひ、ご登録ください。(登録無料)