自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming

2023/08/15 11:13

自宅に炊飯器を持たない方で、お鍋や土鍋でお米を炊いている方も少なくありません。そこで、今回は土鍋でごはんを炊く方法を伝授します。

教えてくれる人

Natural Farming店主で、五ツ星お米マイスターProf.、米・食味鑑定士の資格を持つ小野寺理騎(おのでら りき)がお伝えします。
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【白米】土鍋ごはんの炊き方

<準備するもの>
・白米
・キッチンスケール
・ボウルとざる
・土鍋
・ラップ

1.計量
キッチンスケールを使用し、1合(150g)を正確に計量する。

<ワンポイント>
計量カップで計ると誤差が生じ、炊き上がりが不安定になります。そのため、プロはキッチンスケールで正確に計量していきます。

2.洗米
・計量が完了したお米をボウルに移し、ひたひたになる程度の水を注ぐ。
・手で3周程度優しくかき混ぜ、ザルを使用し、すぐに水を捨てる。
 ※お米は最初に注いだ水をよく吸収してしまいますので、汚れた水を吸わないように手早く実施することがポイント!
・ザルからボウルに戻し、水を切った状態で、お米を優しく揉むように握って離すを繰り返す。
 ※約30秒間で小刻みに、まんべんなく全体を洗米することがポイント!

<ワンポイント>
お米は強く洗うと割れてしまうため、やさしく揉むように「にぎにぎ」します。

そうは言っても「ゴシゴシ」と研ぎたい!という方は、ぜひ下記の日本お米ばなしを読んでみていただければと思います。

3.すすぎ
・ひたひた程度に水を入れ、軽くかき混ぜて水を捨てる。
・この作業を3回繰り返し、ザルでしっかりと水を切る。

<ワンポイント>
すすぎ水に少し濁りが残っても大丈夫!すすぎ水が完全に透明になるほどすすいでしまっては、せっかくの旨味成分も一緒に流れてしまいます。

4.計量・浸水
お米1合あたり、水は200〜220gを目安に計量を行い、お米の入ったボウルに注ぐ。
※土鍋の場合は炊飯器で炊くよりちょっぴり水が多めになります。お好みの硬さになるよう調整してみてください。

<ワンポイント>
お水の計量はとっても大事!やはり計量カップで計ると誤差が生じ、炊き上がりが不安定になります。そのため、プロはキッチンスケールで正確に計量していきます。
そして、このお水はそのまま炊飯時のお水になるのでお米が一番吸水します。こだわっている方は、ミネラルウォーターを使って頂いてもOKです!

5.浸水
ボウルにラップをして冷蔵庫で休ませることで、しっかりと吸水させる。
※夏は45分、冬は60分が目安です。

<ワンポイント>
最初は透明だったお米が、浸水後はしっかり水を吸って白色の不透明になってきます。
雑菌が繁殖しないよう、浸水中のボウルは必ず冷蔵庫に入れましょう!

6.着火・炊飯
・浸水させたお米と水を土鍋に入れ、内蓋、外蓋をします。
 ※土鍋は必ず火口の真ん中に置きましょう!
・火をつけます。
 ※火加減は中火より少し強めの火です。
・タイマーで11分測ります。

<ワンポイント>
お持ちの土鍋によって、火加減の調整が必要になります。強火にしてから弱火にして炊いていくものもあるので、土鍋の説明書もよく見ておきましょう。

7.蒸らし
タイマーが鳴ったら、炊き上がりを確認します。
蓋をあけてみて、鍋肌に泡がぷくぷくしていたら、もう少し水分を飛ばすため、弱火で1分ずつ加熱して調整します。
水分が残っていなければ、炊き上がり!火を止めます。

もう一度蓋を閉め、10〜15秒「中火」にかけてから火を止めます。
※炊けたか確認するために蓋を開けたことで、土鍋内の温度が下がったので、炊き上がり時の温度に戻す工程です。

火を止めたら、蓋をしたまま11分蒸らします(タイマーで測る)。

タイマーが鳴ったら完成です!!
きっと、土鍋を開けた瞬間の香り、ピカピカの米粒に感動します。


おわりに
土鍋ごはんの炊き方はいかがでしたでしょうか?
ぜひご家庭にある土鍋で試してみていただけたら嬉しいです。
ちなみに、店主愛用の土鍋は姉妹店にて販売しております。

炊飯器での炊き方はこちら



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