自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming

2025/10/05 14:00

日本お米ばなし vol.68 「自然栽培米とは?特徴・選び方・おすすめ品種を徹底解説」

「有機米は農薬を使っているから、自然栽培のお米を食べたい」というお声をいただくことがあります。

有機米でも農薬不使用のものはありますし、自然栽培米でも住宅街の真ん中で生活排水が入るような場合もあり、その見極めが難しいことから、当店では現地調査まで実施した上で「農薬・化学肥料・家畜由来の堆肥を不使用」のお米を取り扱っています。

そこで、今回は定義が曖昧な自然栽培米について、その特徴や選び方・おすすめ品種をご紹介したいと思います。

画像

自然栽培米とは

自然栽培米とは、化学肥料や農薬を一切使用せず、土壌の力を最大限に活かして育てられたお米のことです。有機(オーガニック)米との違いは、堆肥や有機肥料を使うかどうかで、自然栽培はそれも極力控え、自然の循環だけで栽培する点が特徴です。

栽培方法としては自然栽培(化学肥料や農薬を一切使用しない)けれど、有機JAS認証を取得しているという場合もあります。
最近では健康志向や環境意識の高まりからこのようなお米が注目を集めています。当店でも、全国の自然栽培米生産者と提携し、安心で美味しいお米をお届けしています。

自然栽培米の特徴

無農薬・無化学肥料・無堆肥
農薬、化学肥料だけでなく、有機肥料や堆肥も一切使用しません。
太陽、水、土、そして田んぼの微生物の力を引き出し、稲そのものが持つ力と自然の力のみで栽培します。

味わいの個性
食味は雑味が少なく、お米本来の甘みと食感を感じられるのが魅力です。

天候の影響を受けやすい

自然の力に頼るため、その年の天候に大きく左右されます。具体例としては、猛暑による害虫の大量発生が起こった場合に、農薬でのリスク管理ができないため、品質が変わってしまうといったことがあります。

自然栽培米の選び方

品種で選ぶ
品種の来歴や味わい、炊き上がりの食感などで選べます。

栽培方法・認証を確認
有機JAS認証を取得済みであることやどのように栽培されたお米なのかを確認します。

購入のポイント
生産者情報が明確で、現地の情報があるお店を選びましょう。
自然栽培であることが重視され、食味は二の次である場合が多いので、お米の専門家による食味チェックもされているとより安心です。
また、玄米色選といって、色彩選別機で品質チェックが行われているお米がおすすめです。

おすすめの自然栽培米

当店で取り扱うおすすめ品種を3つ紹介します。
どれも元々希少で、自然栽培で作られているのものはさらに希少です。また、栽培環境がよく食味の良いものを選りすぐりでお届けしております。

朝日(有機JAS) ⚫︎在来種系の品種
〔 五ッ星お米マイスター&米・食味鑑定士の評価 〕
もちもちとした弾力がありながらも、しつこく粘らず、シャッキリとした粒感のお米です。噛んでいくとじんわりと丸みのある柔らかい旨味が口に広がり、飲み込んだ後はそれがスッと消えるキレがあります。
※在庫のみ、残りわずか

GREEN|熊本県熊本市 こなつ農園 小夏英昭さん 

ハツシモ(自然栽培) ⚫︎朝日の孫にあたる品種
〔 五ッ星お米マイスター&米・食味鑑定士の評価 〕
大粒で存在感のある外観で、食べ応えのある食感です。味わいは見た目とは裏腹に繊細で、さっぱりとしていながらジュワッと溢れ出るみずみずしい甘さが特徴です。しっかりめの粒感で、お酢との相性が良いためお寿司にもぴったりです。

※完売につき入荷待ち

ALL ZERO|岐阜県岐阜市 主穂営農 奥村知己さん

ササニシキ(自然栽培) ⚫︎朝日のひ孫にあたる品種
〔 五ッ星お米マイスター&米・食味鑑定士の評価 〕
小粒だが厚みがあり、サクサクとした歯切れの良い食感が良いお米です。
香りがすっきりと鼻に抜け、味わいも穏やか。喉越しもスッと消えるので次の一口を誘うお米です。

※完売につき入荷待ち

ALL ZERO |秋田県にかほ市 ヤマチョウ 佐々木大作さん

画像

おわりに

自然栽培米は、安心・安全だけでなく、雑味のない味わいや文化的背景、生産者の想いにも魅力があります。選び方やおすすめ品種を知ることで、毎日の食卓がより豊かになります。
当店では全国の自然栽培米を取り揃えていますので、ぜひお試しください。


Natural Farming Magazine

ナチュラルファーミングのメールマガジンでは、新商品やキャンペーン情報のほか、お米に関する情報をお届けいたします。
ぜひ、ご登録ください。(登録無料)